こどもの眼 11月号 園長 早川 成
2017/11/10

「こどもの眼」 
〜 関わりの中で 〜  
園長 早川 成

この季節は人前で話す機会が増えます。行事で保護者の皆さんの前に立つことも多く、また園児募集の時期でもあり、天使こども園が「何を目指しているのか」や、「日頃こども達とどう関わり、何を感じ、どのように捉え、どう育てようとしているのか」を、園長として何とか言葉や文字にして伝えるのに一生懸命なのでした。
さて、「ロードレイジ」という言葉をご存知でしょうか?車を運転中、追い抜いたとか割り込んだとかで相手の運転に腹を立て、過激な報復行動をとることが、最近大きな社会問題になっています。行動の抑制が効かず、感情のぶつけ方や治め方が、ますます直情的になっている現状に、ケンカの仕方も教えないといけない時代になった気がしています。そういえば以前このコーナーで、ケンカをテーマに書いたことがあるのを思い出しました。
門に立っていたときのことです。大きい声がしたので振り返ると、ケンカが始まっていました。近づいてみると、砂遊びのバケツを二人の子が取り合っています。こひつじさん(年少少さん)が黄色のバケツを持っていて、中には子ども達がチョコレートと呼ぶ泥(砂と水がうまい具合に混ざり合ってトロトロになっているもの)が入っているのですが、それを年少さんが奪おうとしているのです。そばに青色のバケツが落ちていて、それがどうも年少の子のものらしいのですが、中には、同じように砂と水を混ぜてはあるものの、そんなにトロトロではない泥が入っていました。
ほのぼのとしたケンカを想像している方がいらっしゃるかもしれませんが、いやいやどうして、これがなかなかの迫力で、意地でも取り上げようとする年少さんも、奪われまいと必死で抵抗するこひつじさんも、お互いに絶対に引けない様子です。真剣にやりあっている二人には悪いのですが、こんなときに間に割って入ってすぐにケンカをやめさせることほど野暮なことはありません。むしろ止めるよりもやらせないといけないと思っていますので、物で叩く・投げる・噛みつくなど、危険がないようにだけ注意して見守っていると、騒ぎを嗅ぎ付けた子ども達が集まって来て人だかりができました。
特に興味深いのは、どこからともなく駆けつけてきた年長さんが、いつも真っ先に関わるということです。最初は「ダメだよ」とか「貸してって言ったの?」とか、マニュアルどおり?に声をかけていましたが、そんな生半可なことでは治まりそうにないので、ちょっと考え込んで、説得を試みはじめました。「あきらめた方が貸してもらえるよ」とか、「貸してあげた方が長く遊べるんだよ」とか、「ケンカはしないほうが、結局は得をするんだよ」みたいなことを言っているので、思わず吹き出しそうになったのでした。「損して得とれ」のような処世術を説いている年長さんが、すごく大人に見えて可笑しかったのでした。
しかし、こひつじさんと年少さんにそんな説得が通用するはずもなく、バケツの引っ張り合いは、ますます激しくなる一方です。しばらく様子を見ていましたが、さすがに使っていたバケツが奪い取られるのを良しとすることはできず、バケツから手を離すように二人に言って、とりあえず私が預かりました。そして、泣いているこひつじさんにバケツを返して落ち着かせながら、年少さんの言い分を聞くと、「コップとスコップを持っていて、バケツまで持っているのはズルイ」と訴え始めました。ここで、いよいよ年長さんの出番です。私が「コップもスコップもあっちにいっぱいあるよね?」「一緒にチョコレートつくってあげたら?」と応援を要請すると、「うん、作ってあげる」と言ってくれました。でも、バケツが手に入らなかったことに納得できなかった年少さんは、残念ながら怒って行ってしまい、結局その場では解決をみないままにケンカが終わってしまいました。
しかし…です。門を閉めて職員室に向かって園庭を歩いていると、年長さんの女の子が二人、青いバケツを持って走ってきました。見ると、トロトロのチョコレートが溢れるぐらいいっぱい入っています。そう、あれからずっと、一生懸命つくってくれていたんです。私は急いで周囲を見渡し、遊んでいる年少さんを見つけて呼びました。やってきた年少さんは、青色のバケツに入っているチョコレートを覗き込み、嬉しそうに触りはじめました。そして、「ありがとう」とひと言。年長さんの二人も満足そうに笑っています。年少さんはもう怒っていたことさえ忘れてしまっているかのよう。私は、改めて「こどもっていいな!」と思いながら職員室への階段をあがりました。
こども同士のケンカにはドラマがいっぱい!自己主張をぶつけ合い、思い通りにならないことも経験し、本人だけでなく周囲で見ている皆も人の気持ちを思いやることや、折り合いのつけ方を学びます。この時期のケンカはこどもの宝物。止めるよりもさせかた≠ェ大事だと思います。
いかがでしょうか?ケンカやトラブルは、人と人との間で起こるものですが、解決するのもまた人なんですね。
子ども達を、物や方法ではなく、人との関わり合いの中で育てる園でありたいと思います。

げんきワールド 11月号 体育講師 手嶋 和仁先生
2017/11/10

朝晩はすっかり寒くなりましたね。運動会も終わり、ほっと一息…気が抜けてしまったのか、先月書いた“ぎっくり背中”になってしまいまして…そんなにひどくはなかったのですが、どうしても背中をかばってしまうので、あちこちが痛くなり2〜3日はとてもつらかったです…これから寒くなってくると、子供達も体調を崩しがちになりますよね。うがい手洗い、よく食べ、たっぷりの睡眠を心がけ、元気に冬を迎えたいものですね!
 さて今年の運動会、予定通りだと、もうひとつの園の運動会にも行かなければいけなかったのですが、前日の雨のおかげ?で一日、天使の運動会にいることができました!凄く暑い一日ではありましたが、子供達のがんばりや、子供達を見守るお家の方、そして先生達の表情もゆっくり、しっかりと見ることが出来ました。たくさんの応援ありがとうございました!!子供達、本当によくがんばっていましたね!!
そんな、頑張った子供達へのご褒美として、毎年、運動会後の体育教室では“ゲーム”をたくさんします!年中さんは、はじめての“ドッジボール”年長さんは“野球”や、ドッジボールが進化した“王様ドッジボール”“スーパードッジボール”等をやっています。
少しルールが複雑になってくるので、最初の方は???といった感じの子供達もいますが、回を重ねるごとに、ルールを理解していき、楽しめるようにもなってきています。チームで力を合わせること、大きな声で応援したり、励ましたりすることの大切さを、色々なゲームを通して感じてもらえればなあ…と思っています!
毎年、運動会が終わって最初の体育教室では、「あれ?なんかみんなの顔が違う!なんでかな?…あっ!そうか運動会の練習や、運動会をがんばったから、前よりもお兄さんお姉さんになったんやね!」みたいな事を、おおげさに子供達に言っているのですが、先日の年長さんの体育教室でのこと…その日は雨で、室内での体育教室だったのですが、担任の先生からの“オッケーサイン”が出たので部屋に入ると…びっくりするぐらいかっこいい体操座りで、まっすぐに僕の顔を見つめる子供達が!僕が来る前に「手嶋先生をびっくりさせよう!」みたいな話が先生からあったのでしょうが、あまりにもかっこよかったので「あれ?間違えて○○小学校に来たのかな?」「おかしいな?」なんて、部屋を出たり入ったりしていると、「ここは3年4組ですよ!」と、あおるT野先生。それならば…と、実習で年長さんに入っていた男子学生(学校の先生っぽかった?ので…)に「○○小学校の先生ですよね!」と、ふると、しっかり、はっきりとした口調で「いえ、僕は○○大学から来た教育実習生です。」と答えられまして…実習のお兄さんを、おじさん達の(※T野先生含む)“悪のり”に引きずり込もうとしていた僕は、なんだか“カーッ”と恥ずかしくなってしまいました…実習のお兄さん先生…ごめんなさい…
若い子達には僕たちの“良い悪のり?”は、理解しがたい物なのでしょうか…子供達を盛り上げようとやっているつもりなのですが…どうですか?T浪先生…?

こどもの眼 10月号 園長 早川 成
2017/10/03

「こどもの眼」
〜 意味がない? 〜 
園長 早川 成

「もう、何しよっと?ちゃんとせんね!まったく、意味がないやろ!」
雨の日に門でよく見かける子どもとお母さんの一幕ですが、どんな光景かわかりますか?
お母さんは雨の降る中、子どもの手を引きながらあきれ顔で急ぎ足。子どもはそんなことはお構いなしで、むしろ晴れた日よりも嬉しそう。笑顔でフラフラと、またはモタモタと、歩いたり立ち止まったりしながらやって来ます。しかも、雨が降っているのに傘をたたんで振り回していたり、逆さに持ってぐるぐるコマのように回していたりと、とにかく楽しそう。…ということで、冒頭のお母さんの大きな声が飛んでくるという訳です。思い当たる方は、一人二人ではないでしょう?ある時は、傘を開いたまま、なぜだか柄(持ち手)ではなく、先っぽをつまんでぶら下げるようにして歩いてくる子もいましたね。全くどうしてそんなことを思いつくのか、意味がない≠通り越して、意味不明≠ナす。でも、それがその子にとっては楽しくてしょうがないのが見ていてよくわかります。お母さんにしてみれば、「早く歩いて。いい加減にしなさい!」という行動でも、子どもにとっては「そうだ…。いいこと考えた!」ってところでしょう。雨降りの朝に、お母さんとしては面倒極まりない出来事だと思いますが、その駆け引きと親子の好対照な表情を見ていると、申し訳ないことに「子どもってこうなんだよねぇ」「子育てってこういうことなんだよなぁ」と思ってしまいます。そうそう、ちなみに「いいこと考えた!」というのは私の大好きな言葉の一つで「あー楽しかった」「また遊ぼうね」を合わせた三つが私の好きな言葉ベスト3です。実際には口に出して言っていなくても、そう思っているだろうなと感じるだけでとっても嬉しくなってしまいます。どうしてそんなに好きなのか?それは、子どもの言ういいこと≠ノは「なるほど!」と感動する時と「なんじゃそりゃ?」とズッコケる時があり、その落差が面白いのです。いい考えを思いついたとき、目の光が強くなり表情がパッと変わる瞬間にはたまらない魅力があります。そもそも、「いいこと考えた」って口に出して言うこと自体が大人にはないですよね?子どもだけの素敵な世界です。ただ、実はこの言葉が最近どんどん聞けなくなっているのです。それは、子どもが「いいこと」を思いつく前に大人が教えてしまうからです。子ども自身が考える前に、大人が結論に導こうとするからだと思います。つまり、いいことを考えつくためには、それなりの環境が必要だということ。「いいこと考えた」という言葉が聞けなくなるということは、子どもの世界の環境破壊が進んでいて、かなり深刻な状況だと思っています。教育も、子育ても、こどもをどうにかしようと力が入り過ぎ、大人の思うように育てようとし過ぎではないでしょうか?子どもを放り投げたり、放り出したりしてはいけませんが、ある程度は放ったらかすことがないと、子どもはいいこと≠思いつかなくなると思います。
ある日のこと、年中組の男の子が門にやってきて言いました。「先生、指はさんだことある?」私は面白いこと聞いてきたな…と思いながら「うん、あるよ」と答えました。すると続けて尋ねます。「じゃあ、バス乗ったことある?」さぁ、いよいよ面白くなってきました。私はワクワクして「あるよ」と返事します。「じゃあね、洗濯ばさみで鼻はさんだことは?」全く予測ができない世界に突入してきましたね。私は「あるよ」と答えます。「ならさぁ、車にひかれたことはある?」私は「うん、あるよ。小学校一年生の時に交通事故にあったんよ」と答えました。そして、ついに質問が終わる時が来ました。「トランスフォーマー知っとる?」「えっ?それは知らんなぁ…」この瞬間、その子はニヤっと笑います。満足した顔、嬉しそうな表情です。そう、その男の子は「知らない」という答えを待っていたのです。思いつく限りの質問を考えて私を試してみたかったのでしょう。子ども達は園長が何でも知っていると思っていますが、その園長に「まいりました」と言わせたかったんだと思います。わけがわからない質問にはわけがあり、意味のないような会話にも、ちゃんとした意味がありました。また、園長は虫のことは何でも知っていると思っている年長さんもたくさんいます。わざわざ枕詞をつけて「虫に詳しい園長先生!」と呼ばれたりして思わず照れ笑いをしてしまうこともあります。
「これ、なんていう虫?」とよく聞いてきますが、普通の大人より少しは詳しいにしても、さすがに知らないことの方が多く、その時は正直に「わからない」と答えます。先日もある男の子とそんなやりとりがあったのですが、私が「う〜ん、なんやろか?」と答えると、怪訝な顔で「知らんと?」と突っ込みが入りました。私はその子の「何だよ、信頼してたのに…」というような表情に、ちょっと悔しい思いもしたのですが、知らないものは知らないのですから「そうやねぇ、ちょっとわからんなぁ」と答えました。すると、その子は更に「何で知らんと?」と聞いてくるのです。最初に「知らんと?」と言ったときの疑惑の表情は、実は不信感ではなく、「園長が虫の名前を知らないなんて信じられない。知らないはずがない。」という思いの現れだったのです。絶大なる信頼感です。私をこの世で一番信頼してくれているのは、もしかするとこの子かもしれません(笑)。
意味のないことに興味を持ち、わけのわからないことを面白がり、バカバカしいことに熱中する、こどもにはそんな場所や時間がとっても大事です。こどもには…と書きましたが、私は普通の人よりちょっと長い間、高校時代までそれが続き、そのまま人格が形成されてしまったようで、今でも思考が子どもです。でも、そのおかげで彼らと対等に遊んでもらうことができていますので、今の仕事は天職かもしれません。
幼児教育は、難しいことよりも単純なことを見直す必要があります。子ども達には、必要かどうかよりも、やりたいかどうかを、人がどう思うかではなく自分が好きだと思うことを、そして、意味があるかどうかより、面白いかどうかを大事にしながら、たくさんの経験をして、成長していって欲しいと思います。できる・わかるや、評価を優先する世界を知るのは、もっと先でいいと思っています。

絵画の世界 10月号 絵画講師 佐藤巌先生・展先生
2017/10/03

幼児絵画
天使こども園 絵画講師 
さとういわお・さとうのぶ

子どもたちが絵を描くことは、身体の発達と共に創造性や感性を育てることにあります。その為には子どもたち一人一人の発達(発育)の状態と絵画の発達段階を照らし合わせ指導していかなければなりません。年少さんは年少で経験しなければいけない事が沢山あります。年少で年中、年長のような絵を描いても決していいことではありません。時々見かけますが、車やお人形さん等を年少さんとは思えないほど上手に描いている子がいますが、他の絵を描くときは年少さんの他の友達と全く同じように描きます。それは家族の誰からか車やお人形さんの描き方を習っているからです。それより、身体全体を使って、なぐり描きや雨降りの直線や大きな丸、小さな丸などを描いて年少さんの心の発達と一緒に発達段階をふまえて経験を通した絵画指導が大切な時期です。勿論、年少さんで車やお人形さんを上手に描いても無視する方がよい訳ではありません。上手にかけている訳ですから、いっぱい褒めてあげて尚発達段階もふまえて指導していくことが良いと思います。これが、幼児の絵画教育です。
年中、年長さんも全く年少さんと同じで、年少さんで年少の事をしっかり経験して、年中さんでの経験へと進み、年長さんへと進んでいきます。年長さんでは年長での事がちゃんと出来て一年生が迎えられる事になります。幼児期はただでさえ発達が早く、同じ所にいつまでも止まっていません。だからこそ、私たち大人は先々を急いで導くことなく、年少、年中、年長としっかり子どもたちの発達に合わせて経験を確実なものにしていき、バランスのとれた幼児期の生活を送ってもらいたいと思います。 
○ 年少組は身体全体を使って、なぐり描きを中心に色々な絵画の素材を経験していきます。
○ 年中組は描いた絵が私たちにも理解できるような絵になり、自信を持って大きく自己主張をする時期です。
○ 年長組は上、下(天と地)の事も理解でき、少しづつ社会性も生まれ、周りの事にも気が付くようになります。色々な素材を使い分け完成の喜びを知り、明日への積極性が生まれる時期です。
幼児期の絵は私たち大人から見れば、どんなに上手に描いても、まだまだ稚拙です。その絵こそが子どもたちから大人へのメッセージです。子どもの気持ちを理解し、きちんと受け止めてあげる事が大切です。
 11月には作品展があります。子どもたちの絵を観ながら、お子様の心と身体の成長を含めて、お父さん・お母さんとお話が出来る事を楽しみにしています。          

げんきワールド 10月号 体育講師 手嶋 和仁先生
2017/10/03

朝晩はすっかり涼しくなりましたが、日によっては、まだまだ日中の暑さがまるで夏のような時もありますね!運動会の練習真っ只中の子供達、だいぶ疲れがたまってきている子も多いのではないでしょうか?先月号でも書きましたが、お家でゆっくりと休み、リラックスする時間を十分にとって上げて下さいね!(子供達だけではなく、僕もだいぶ疲れがたまってきたせいか、先日、持病?の“ぎっくり背中”になりかけ、焦りました…結構僕のリラックスタイム多いんですけどね…?)
 さて、毎度“うちねた”で申し訳ないのですが、少し前までは、あまり考えないようにしていた?長男の進路(高校受験)が身近な問題として手嶋家に迫りつつあります…時期も時期ですので、長男も“志望校”を決めるため、各高校の“オープンキャンパス”等に行っております…(僕が中学生の時はそんなもの無かったような気がしますが…僕が感心なかったからでしょうか…)が、どこに行きたいか中々定まらないようで、あ〜でもない、こ〜でもない…と考えているようです。小学校からやっている“ラグビー”がある学校、自然や環境、生物などの事が学べる学校…行きたい高校は大きく分けるとこんな感じみたいなのですが、どこに行くにしても、ある程度の学力はいるわけで…まあ、高校だけで仕事や人生を決めるわけではないやろ、と楽観視している部分(危険!)も僕にはあるので、そこまで神経質になることもないのですが、長男の余裕というか現実を見ていないような態度にはやきもきしています。それと、受験ではないのですが二男。来年、中学生になるのですが、今やっているのは長男と同じく“ラグビー”。長男よりもはるかに“ラグビー熱”があり、平日も“自主練”をするほどラグビー好き。「俺、○○高校に行くけん!」と、今から志望校もあり、それはそれで楽しみなんですが…(長男は楽しくラグビーが出来る所、二男はラグビー強豪校、と、考え方にかなりのギャップが…いわゆる、長男・二男ってやつですかね…)実は困ったことに、二男はラグビーと同じぐらい“野球”も好きでして…平日はほぼ毎日、公園で野球をしています。“自主練”は野球が終わってからやっているようで…いったいどんだけ動けば気が済むのやら…ラグビーと野球…どちらもチームプレー、両立は多分無理でしょう。親としては、色んな事をやってもらいたいという気持ちがあるのですが、いざ、「おれ、ラグビーやめて野球するよ!」なんて言われたら「なんでや!今まで頑張ってきたやんか!」って言いそうですし「ラグビー続ける!別に野球はいいかな…」なんて言われたら「え〜っ…野球もいいっちゃない…」なんて言ってしまいそう…我ながらはっきりしない親でして…長男にしても二男にしても、「お前達が好きなようにやれ!!」と言えればいいのですが、なんだかんだ口を挟んでしまいそうで…今更ですが“好きなようにさせる”ってすっごく勇気がいることなのかもしれませんね…
 またまた無駄な文章ばかりになってしまいましたが、いよいよ運動会!今年は、他の園の運動会と天使の運動会が重なってしまい、残念ながらゆっくり子供達を見ることはできませんが、少しでも多くの子供達のがんばりや、表情を見られればいいな…と思っています!当日は、たくさんの声援、拍手をよろしくお願いします!そして何より、良い天気になりますように!!

「こどもの眼」9月号 園長 早川 成
2017/09/01

「こどもの眼」
〜 夏休みに
考えたこと 〜 
園長 早川 成

とにかく忙しい夏でした。忙しく慌ただしかったのですが、盛り沢山でもありました。また、大変だった半面、楽しくもありました。結果として、楽しかった分だけ宿題がたくさん残っていますが、キツイ思いをした分だけ、多くのことを学ぶことができました。
夏の初め、タレント・歌手のつるの剛士さんと対談をしました。九州沖縄地区の私立幼稚園教師研修会が今年は福岡県で開催されました。県の教育研究委員のお役目で前年度から企画に携わっていたのですが、昨年の忘年会の時だったでしょうか?酔った勢いもあって記念講演のトークショーの相手を買って出てしまっていたのでした。大勢の前でしゃべるのは平気な性質ですし、何よりも、彼がウルトラマン(ダイナ)であること、アウトドア派でキャンプや野遊びが大好きであること、子ども(2男3女)とのエピソードをいっぱい聞くことができそうなこと等々、頭には楽しみなことしか浮かばなかったので、期待はあっても不安な要素は少しもなかったのでした。が、しかし…。さすがにアクロス福岡のシンフォニーホールで1500名を前にステージで対談をするとなれば、何の話をどう展開するかぐらいは考えておかないとヤバイんじゃないかと考えて、トークの骨子を作ってプロダクションとメールでやりとりをすると、「つるのがどんどんしゃべりますから…」ぐらいのことで、対談の内容については、良いでも悪いでもなく「大丈夫でしょう」という返事で終わってしまったのでした。そうなると、自分が楽しむつもりで引き受けた対談でしたが、いつもは「まぁどげんかなるっさい」(どうにかなるさ)と開き直れる私にもさすがに不安がよぎり、「個人の趣味の話で盛り上がってんじゃねぇ!」「記念講演なんだぞ、自分だけ楽しんでどうすんだ…」など、散々な苦情が脳裏に浮かんで来るようになったまま、とうとう当日を迎えてしまいました。
会場では朝から「頑張ってね」「大役ご苦労さま」との励ましが全てプレッシャーとなる中で落ち着かない時間を過ごし、ついに出迎えたタクシーから、つるの剛士さん本人(当たり前ですが)が現れました。いや、カッコイイ。やっぱり芸能人はオーラがありますね。でも、不思議と緊張感よりもワクワク感が膨らんできたので、心の中でホッとひと安心。ところがやっと本人と打ち合わせができると思っていたのに、楽屋で早速トークの案を渡したところ、ちょっと目を通して「いいんじゃないですか。楽しくやりましょう。」と、一瞬でやりとりはおしまい。ということで、結局ぶっつけ本番にはなりましたが、ネガティブなイメージは忘れ去ることができ、自分勝手に盛り上がっていい感じで本番を迎えることができました。
さて、無駄に紙面を使ってしまいましたが、肝心の対談の中身です。記念講演のタイトルは「子育てトークショーつるの@ャ楽しい子育て」。前半は子ども時代のエピソードやご自身の紹介、後半は家族とのエピソードを交え、夫として父親としてのつるの流≠語ってもらいました。印象に残っているのは、つるのさんは御両親に口やかましく言われたことがなく放任主義で育てられながらも、様々な局面で「父ちゃんと母ちゃんの子どもだから、お前は大丈夫だ」と言われ続け、「根拠のない自信」が育ったこと。それで、自分自身も父親として「パパとママの子どもだから大丈夫」とだけ言っておけば何とかなると思っているという話。つるの流とは親子夫婦の関係つまり「家族・家庭」が基本であるということ。そして子ども達には夢中になるもの≠見つけて欲しい、興味のあることに一生懸命になって成長していって欲しいということでした。育児や教育についてのいわゆる「講演会」的な話ではありませんでしたが、「自分が育てられた環境が自分の子育てに大きく影響している」ということ、「自分が親から受けたものは自分が我が子に伝えたい事としっかりつながっているということ」に強く共感し、ただ芸能人に会って話をした≠ニいうことに留まらず、自分の育ちと自分の子育てについて考える学びの多い対談となりました。
そんな研修ラッシュの夏休みを過ごしていましたが、8月の半ば過ぎに八十になった母を誘い、親・子・孫四代で一泊のキャンプに行きました。息子と孫と私の男三人で温泉に浸かり、焚火を囲んで飯を食う。息子や娘と酒を飲みながら、すでに時効となった思春期の暴露話に笑ったりため息をついたり、15年近く前と同じように星空を眺めながら流れ星に歓声を挙げたり、いい時間を過ごしました。そうこうするうちに一人また一人とテントに入っていき眠りにつきましたが、なぜか母親が起きてきて、最後は二人で焚火を挟んで話し込みました。「昔、我が家にはこんな時間はなかったよねぇ…。」
家族でキャンプ、水入らずで旅行、皆で外食や買い物を楽しんだり、休日にイベントに出かけたり、そんな時間も余裕もない毎日でした。親は親で仕事や家事、子どもは子ども同士で遊んでいた、そんな時代でした。「でも楽しかったなぁ。」焚火とランタンの明かりの下で、あんなこともこんなこともあったと、話が続くのです。何もなかった時代ですが、そこには一体何があったのでしょうか?思い浮かぶのは「何でもない日常生活の中で、話をすることはいっぱいあったかもなぁ」ということです。
物がなかったから、どこにも行けなかったから、大人は大人、子どもは子どもで過ごしていたから、お互いに話をしたり聞いたりする時間を大事にしていたのかもしれません。そう考えると、同じ場所にいても一緒に何をするでもなく、同じ時間を過ごしても話もせずに、ただ何となく過ごしてしまっていたならば、「焚火を囲んで話し込む…」なんてこともなかったかもしれません。心地のよい時間≠ヘ、一緒にいる時間の長さよりも中身、特別なイベントよりもたわいもない日常の会話から生まれるような気がします。ネット全盛期、スマホでつながる時代ではありますが「SNSでは絶対に得られない時間、築けない関係がある」と、改めて思います。
もっともっと子ども達の話に耳を傾けましょう!会話を楽しむ時間を作りましょう!
二学期が始まります。皆さんでいい時間≠過ごしていきたいと思っています。

げんきワールド9月号 体育講師 手嶋和仁先生
2017/09/01

朝晩は少しだけ涼しく感じられるようになりましたが、まだまだ凄く暑いですね…毎年「今年の夏の暑さは…」みたいな話になりますが、本当に今年の暑さは強烈でした…その暑さのせいか、子供の頃から夏には必ず行っている“海”に、この夏は行っていません…もっと若かったときは夏になると、ジェットスキーやシュノーケリングといった海での遊びが楽しくて楽しくて、夏を待てずに5月頃から毎週のように海に出かけていたのですが…2,3年ぐらい前から海に浸かるのがとってもきつくなりまして…昔は何とも思わなかった、海から上がった後の“べたべた感”や、ちくちく刺してくる謎の生物、ひとしきり遊んだ後の運転のだるさ…等々が嫌になってきました。「一番好きな季節は夏!」なんて言っていたのが嘘のように「春と秋がいいよね…」なんていうようになってしまいました…週末は子供達のラグビーに行くことがほとんどなので、海に行く暇が無かったと言えば無かったのですが、行こうと思えば行けたはず…やはり“年齢”のせいなのでしょうか…海より、サウナの後の水風呂の方が何倍も気持ちよくなってしまっている事に少し寂しく思う夏の終わりなのでした。
 さて、いつものようにまえおきがとっても長くなってしまいましたが、いよいよ2学期!運動会に向けてスタートです。毎年、2学期が始まる前に各学年の先生達と運動会の種目について話し合うのですが、一言で年中さん、年長さんといっても毎年みんなが同じ訳では決してないので、その年の子供達の様子や、雰囲気等を考えながら“今年は子供達のこんな所を見て欲しい”“ここを頑張って欲しい”と言った目標を決めつつ種目を選んでいきます。運動会だからといって、見た目の華やかさ等は求めていませんし、子供達の持っている力以上のことを、無理してさせたりもしません。これまで園での活動で身につけてきた力や、少しだけ難しいことにがんばってチャレンジする姿を見ていただき、お家の方々に色んな事を感じて頂けたらなあ…と思っています。
 2学期が始まったばかりで、「いまいち調子が…」なんて子供さんもいっぱいいると思いますが、少しずつエンジンがかかり、本調子になってきます!そして、それぞれ色んな“おもい”を胸に運動会の練習に取り組んでいくことでしょう!ただ、運動会に限らず、2学期は行事が目白押し!いつもより疲れてお家に帰ってくることも多くなってきます。もりもりご飯を食べて、しっかりと身体を休めることで次へのパワーへとつながっていきます!ゆっくり休み、リラックスする時間も大切にしてあげてください!
 最初にも書きましたが、まだまだ暑い日が続きそうです!子供さんには、たっぷりの水分を持たせてあげて下さいね!僕も、朝から晩までお茶やスポーツドリンクをガブガブ飲みながらなんとかこの暑さを乗り切っています!
…そういえば飲み物も、炭酸ばかり飲んでいたのに最近は、あんまり飲まなくなってきたような…これも、もしかして“歳”のせい…???いやいやいやいや、まだまだ若ぶっていきますよー!!

「こどもの眼」 7月号 園長 早川 成
2017/07/04

「こどもの眼」
〜経験≠フ力〜 
園長 早川 成

4月、5月、6月…と、あっという間に月日が経ち、いつの間にか一学期も終わりを迎えようとしています。月一回の私の至福の時間、年少さんとの「運動あそび」もすでに3回目を終え、子ども達は回を重ねるごとに忍者の修行≠楽しみにしてくれるようになりました。今年もやっと「毎朝門の前に立っているおじさん」から無事「園長」に昇格し、「園長先生!」「また遊ぼうね!」と声を掛けてもらえるようになったところです。このように、こひつじさんや年少さんは4月当初を思い出しながら成長を感じているのに対して、年中さんや年長さんは学年の差≠感じることによって、その成長を実感させられることがよくあります。年少さんの様子を見ながら「年中さんも一年前はこうだったなぁ…」と思い浮かべてみると、随分と年中らしくなっていることに気が付かされるのです。例えば、年少さんが初めての農園にバスで行き、遊んで帰ってくるのと比べると、年中さんは当たり前のように歩いて行って帰ってくるのですから、その成長ぶりは「スゴイ!」の一言です。そして更に年長さんと一緒に歩いてみると、足取りの確かさや歩くペース、安全面の気配りが年中さんとは比べものにならないぐらいしっかりしているのに驚かされ、「大きくなったなぁ…」と一年の成長をつくづく感じるのです。
年中さんは、つい先日「お泊り会」を終えたところですが、その日が近づいてくるにつれてだんだん不安が強くなる年中さんを見ていると、年長さんは、やけに余裕があるように感じられました。ところが、今度は立場が逆転します。キャンプを目前にして少しずつプレッシャーを感じたり不安を募らせたりする年長さんを尻目に、お泊りを終えた年中さん達は自信に満ち溢れた表情で、弾けたように遊ぶ姿を見せてくれるでしょう。未経験のことに対峙した時の不安と、乗り越えたときの自信。そんな子ども達の姿のビフォー&アフターを、私はいつも楽しみまた喜んでいますが、保護者の皆さんにも、その「成長の軌跡」を見逃さないように、しっかり味わっていただきたいと思います。
子ども達は、毎日いろいろな出来事を経験しながら様々な力を身に付けていきますが、その成長の道のりは、なだらかな坂道を同じペースで歩いていくような一本調子のものではなく、時々立ちはだかる壁をよじ登ったり飛び降りたり、立ち止まったり急いだりしながら、何かの拍子に階段をポンと一つ上っていくような、そんな成長の仕方であるように思います。子ども達は、日々の経験の積み重ねや関わりの繰り返しによって、階段を上る力を蓄えています。お泊り会やキャンプが子ども達を育てたのではなく、日頃の経験によって培った力がこの機会に発揮できたことが達成感となり、大きな自信を持つことができ、それが成長につながったのです。行事やイベントは成長の階段を上るきっかけにはなりますが、そこに至るまでの経験≠フ積み重ねこそが大事であることを忘れずにいたいと思います。
先日、一年生の授業参観に行く機会がありました。国語の授業で、「○○を△△する。」という文章をつくる学習でした。黒板には○○の部分に該当する絵カードが貼って有り、カードを選んでは後に続く△△の部分に入ることばを発表していきます。皆、張り切って次々に発表する姿があり、「傘をさす」「魚をたべる」「セミをとる」など、黒板に文章が出来上がって行きます。私に気が付いてニヤニヤしている卒園児達に、「よしよし頑張ってるな!」と親指を立てて合図を送りながら各教室を回っているうちに発表の時間が終わり、自分で文章を考えて書く机上でのプリント学習になりました。目の前に卒園児がいたので覗き込んでみると「えをかく」と書きました。「ほうほう、なかなかいいぞ」と思いながら次に何と書くかを見ていると、今度は「えびをたべる」と書いています。私は「はは〜ん。最初に思いついたえ≠ナ始まる言葉シリーズでいくつもりだな?考えたな!」と笑いたいのを我慢して次に移動しました。期待しながらプリントに目をやると、そこには「くさとりをする」「にんじんをきる」と書いてあるではありませんか。私はもう嬉しくてたまりませんでした。周囲には、「げーむをする」「てれびをみる」「おやつをたべる」など、まぁ思いつくだろうなというような文章が多い中、確かめたわけではありませんが、おそらく他にはいないんじゃないでしょうか?まさしく経験≠ゥら出た言葉、やったことがある≠ゥら思いついた文章だと思うのです。私は、その味のある文と、その子らしさに一人で感動していたのでした。あとで、参観に来ていたもう一人の教師にそのことを伝えると、その教師も同じ思いで回っていたようで、一人の男の子のことを報告してくれました。その子の考えた文章は「みんなをよぶ」だそうです。感動を通り過ぎて、もう泣きそうになりました。いやスゴイ!その子の表情や幼稚園の時のことが目に浮かび、ジーンときて心がほんわりとなりました。文章力とか語彙力とかではありません。その学習の本来のねらいや単元の「めあて」とは違った次元で、天使っ子の子どもらしさ、面白さやおおらかさ、感性≠フ豊かさに拍手を送りたい気持ちでいっぱいになった授業参観でした。
「あそび塾」についてきた一年生のお兄ちゃんが、思い切り泥遊びや水遊びを楽しんだ後、「あ〜ここは天国だぁ!」と言っていたとお母さんから聞きました。何人かのお母さんから、小学校でそれぞれに苦労も不安もある様子をお聞きしていますが、園庭で来る日も来る日も飽きることなく繰り返し遊んで染み込んだ「感性」や、泣いたり笑ったりしながら積み重ねた経験≠ナ身に付けた「力」が、卒園後も息づいているのを感じます。子ども達には、在園中も卒園後も、その個性を磨き、その子らしく成長していって欲しいと心から願っています。

チャプレンのお部屋 7月号 天使こども園チャプレン 久留米聖公教会 牧師 司祭 中野准之
2017/07/04

チャプレンのお部屋  7 月号
チャプレン 中野 准之
 テレビで「腹筋」を自慢する芸能人を見ました。この頃は「腹筋女子」というのもあるそうで、まあ、なんかかっこいいですよね。わたしも若い頃(すごい昔。ずいぶん昔)は、腹筋を自慢していた頃もありました。(遠い昔、めっちゃ昔?)何を隠そう、昔は体操選手だったんですよ、わたしが。いや、ほんとです。逆立ちや宙返りだってしていたのです。だから、腹筋だってちゃんと割れていたのです(昔は…!)。今はその栄光の影もなく、お腹も縦にではなく横に割れて二段腹、三段腹?お風呂に入るときには、その変わり果てた姿に、そっと鏡から目をそらす日々です。
 さて、そんなこととは関係なく、梅雨が訪れ、夏がやってきます。日々の気候の変化で病気になりやすいので、特に子どもたちには気を遣う季節です。何より「元気」であってほしいのが子どもたちです。そして、そのためにはお父さん、お母さんも元気でいてほしいです。
 5月の「母の日」に続いて6月の父の日がありました。「母の日は、母としての自覚を持つ日」、父の日は「父としての自分を振り返る日」と、どうも素直に楽しんでいないようです。母であること、父であることを存分に楽しみ、夫婦であること、家庭を持っていることを喜んで日々を過ごしたいですね。梅雨空に負けず、「腹筋女子」に負けず?

7月の聖書のことば
「わたしたちに必要な糧を今日与えてください。」
マタイによる福音書 6章11節
 キリスト教の教会には必ず「主の祈り」があります。というのも、キリスト=「主」が教えられた祈りが「主の祈り」だからです。主の祈りは、神と人、人と人との関係への回復が祈られていますが、7月の聖句に当たるところでは、突然日常的な要望となっています。
 子どもたちが覚えている主の祈りの該当部分は「わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。」となっていて、少し混乱するかもしれませんが、意味は同じです。つまり、「わたしたち」が毎日食べる必要な糧(食料・食事)を与えてください。という内容です。
こども園での給食にしても、家庭での食事にしても「神様に祈らなければ食べられない」ということは現実にはないと思いますが、「祈る」ということによって「感謝」が芽生えますから、食事のときの必要な手順とも言えます。
それに、この祈りの主語「わたしたち」は単純には一緒に祈っている子どもたち「みんな」を指すのですが、同じ時代に生きる日本の子どもたちすべてを「わたしたち」と考えると、この祈りは突然緊迫した祈りとなります。子どもたちの貧困の問題や、格差社会という社会的課題も頭に浮かぶからです。まして、世界中の子どもたちを「わたしたち」の中に入れると、祈らずにいられない祈りなのではないでしょうか。
 夏休みは、普段と比べて旅行や外食も増えるかもしれません。どうぞ、その中で7月の聖句が生かされ、用いられますように。

げんきワールド 7月号 体育講師 手嶋和仁先生
2017/07/04

5月号で書かせて頂いた、“ガラスのハート”を持つ長男の、中学ラグビーの引退がいよいよ近づいてきました。読まれていない方もいらっしゃると思いますので、5月号の内容をちょっとだけ…あと少しで引退…という4月の中旬頃から、練習を休みたがったり、自信をなくしていた長男。練習の時もレギュラーから外れ、自分でもどうすればいいのかが分からなくなっていました。ほっとく手もあったのですが、少しでもモチベーションアップできるよう、週2かい秘密のトレーニングを始め、少しずつ前向きになってきた…といった内容でした。その後、秘密の…の成果もあってかゴールデンウィーク合宿の最終日にレギュラーに入ることができ、そこからは、みるみる自信を取り戻していきました。そして迎えた県大会、頑張ってはいるのでしょうが結果が出せず、あっという間に2敗…トーナメント戦も残り1試合を残すのみとなった6月初旬…いよいよ明後日に試合を迎える金曜の夜…「なんかきついっちゃんねえ…今日寒くない?」と言いながら、早々と布団に入り、暑いのにたくさんの布団をかぶって寝ている長男…ちょっと風邪っぽいだけかな…ぐらいに思っていました。明け方、寝ている長男のおでこを触ると…「!!!っ!」めちゃくちゃ熱いではありませんか!朝起きてくると案の定「はあっ、はあっ…きつい…」と一言。熱を測ると38度超えてます。とにかく熱を下げるべく、朝一で病院へ…奥さんが連れて行くことになったので「すぐ熱が下がる注射か、点滴してもらってきて!」と伝えました。しばらくして病院から帰ってくると、ますます具合が悪そうな長男…「注射してもらった?」と、聞く僕に「そんな注射あるかい!」って怒られたよ…と奥さん。出がけに僕が言った「すぐ熱が下がる…」をそのまま病院の先生に伝えたところ怒られたそうで…そりゃあそうですよね…そんな中、昼からの練習に行こうと着替えを始めた長男でしたが、さすがにとめました。「行って何も出来ないより、今日熱を下げることに専念しろ!」という僕に「うん…」と長男。実は前回の試合で3年生が3人負傷してしまい、次の試合には3人とも出場できないことが決まっていたので「出られない3人の分まで頑張ってこい!」という話を少し前に長男にしていました。その事を長男なりに考え練習に行こうとしたみたいなのですが、トレーニングの事や、レギュラーになれた事、出れない子達の事…色々考えていた僕は、「ここでかいっ!」と普段、熱を出す事なんて滅多にない長男のタイミングの悪さにイライラしっぱなしでした。「だいたい、日頃の自己管理ができてないけんたいっ!」どうしようもないイライラを奥さんにぶつけてしまいながらも、次の日には熱が下がっていることを祈りつつ布団に入りました。気になって夜中に何度長男のおでこを触った事でしょう…そして迎えた試合当日!なんと、熱は39度を超えていました…それでも「試合は行く」というので連れてはいったものの、大きなマスクを着け、これ以上ないぐらいの“猫背”で歩く長男。そんな長男の姿を見た保護者の方から「大丈夫?」「無理させんように…」と言われるたびに「ほんとにすいません…すいません…」と頭を下げるしかありませんでした。もちろん、試合に出ることはなく、試合後すぐ家に帰りました。その後3日間、熱がある状態が続き、やっと調子が戻ったところでようやく「だいたい、自己管理が…」と、言いたかったことを長男にくどくど話しました。幸い、後2試合公式戦が残っていたのが救いでしたが、残りの試合、熱出さないか本当心配です…